美容医療サービスのトラブルから考える最適化の必要性

2月も終盤を迎え、あっという間に春を迎える。

それから当然のように夏が着て、纏う衣服が1つまた1つ減り、露出も増えていく。

増える露出に合わせて増える美容医療サービスの需要とトラブル。

全然知らなかったけど意外と多く、他人事ではないようです。

 

 

美容医療は数万円~数百万円まで

美容医療には脱毛や整形外科等、様々ありますがどれも金額が高いな~と驚きです。

最近では、メンズのひげ脱毛なんかもあるようで、1回1万円くらいするみたいです。

結構値段がかかりますね。

 

トラブルも多い

そして美容医療サービスにおいては、トラブルもつきもののようです。

国民生活センターに寄せられた美容衣料に関する相談は、2013年~2015年までで2000件以上の数にも上ります。

もちろんこれは相談件数ですので、すべてに問題があるわけではありません。

しかし、実際に販売方法や広告に問題があるものはおよそ半数ほどあるようで、各年1000件を超える相談に販売方法や広告に問題があるようです。

 

トラブル内容

トラブル内容に関しては主に金銭面と身体面になります。

金銭面

よくある販売手法ですが、「今、入会していただくと半額」などの今すぐ入会、購入でかなりお得という煽り。

また、広告にて「月額○○円」と書いてあったが、分割支払いがなく、一括しかなくて。。。

など入会のさせ方や広告表記に関するトラブルが多いようです。

 

身体面

身体面はより一生の傷になるようなものも多く注意が必要です。

レーザー脱毛を受けた際に、色素沈着が残った。

プチ整形後に糸が出てる。

施術後に腫れが引かない。

など目に見えてわかる傷、しみが残ってしまいます。

 

差別化のための過剰表現

経済の原理では、独占、寡占はあまりよくなく、様々な事業者が居たほうがよいとされています。それは、各事業者が自社のサービスを購入してもらうために、消費者にとってより良いサービスを提供しようとするからである。

ただ、美容医療に関してはこの点が難しい。。

各社により施術方法や効果の違いがわかりにくいという点があります。

もう一つ、やってみるまで自分に合っているかわからないというところがあります。

各社による違いがわかりにくく、自分にやってもらうまでわからない。高額のものが多い。これらの条件から各社は誇大広告になりがちです。

 

消費者は何を信じればいいの?

各社が購入してもらおうと必死に主張し、消費者は自分に合っているものがどれかはわからない。

では、何を基準に選べばよいか?ということになりますが、これに関しては、行ってみないとわからないという結論に至ると思われます。

解決策になっていませんが、たとえ友人には最高のサービスだとしても自分には合っていないということは往々にしてあり得る話だからです。

 

必要なのは、理解と慎重な姿勢と問題発生時の対応手段

自分に合っているサービスが何かわからないということから必要になってくることは十分な理解と慎重な姿勢と問題発生時の対応手段ではないでしょうか。

その施術によりどうなるのか。人体への影響はどのようなものがあるのか。自分と似たような人がやった際にどうなったかなどの情報をしっかりと説明してもらうことで、きちんとした理解が必要になってくるでしょう。

また、体験キャンペーンなどがあるようなものであったり、理解が乏しい状態では金銭を支払って施術を行うなどのことはしないほうが良いと思われます。

そして、あまり起こってほしくないことではありますが、問題発生時の対応手段についても頭に入れておきましょう。

たとえば、脱毛サロン等であればクーリングオフが使えますし、問題発生時には国民生活センターに相談すればよいといったこともしっかりと理解しておいてください。

 

最適なサービス提供方法の考案を

これまで各社は広告費を大きく使い、名前を売っていくことで自社へと招いていました。しかしながら、その結果誇大広告であったり、トラブルが発生するといった事案が発生している現状です。

これまで、各社にはトラブルに合った人のデータがあると思われます。それらの人のデータを参照し、自社のサービスはこのような人には合っていないといったことを根拠を持って判断し、一人でも多くの人がトラブルに巻き込まれるのを減らすことができるのではないでしょうか。

また、最近では人の血液からアレルギーがわかったりするように、血液情報や日頃の生活習慣からその人に合った美容医療サービスの施術方法の提供等ができるところが現れることができるのではないかと思っております。

 

最後に

美を追求することはすばらしいことです。

しかしながら、非常にお金のかかることですし、傷なんか残ってしまったら本末転倒です。

慎重な態度で賢く使っていってくださいね。

 

出典

美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター

http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130416kouhyou_2.pdf

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_transaction/release/pdf/160824kouhyou_2.pdf