仕事ができる人になるために勉強で意識したい3つのこと
仕事をしているとこんな人がいます。
「学歴はあるのに、仕事ができない」という人。私です。
そんな私が私のような人間にならないために、みなさんに意識してほしいことをお伝えします。
内容は中学、高校生向けの話が中心になっておりますが、大人の方の参考にもなれば幸いでございます。
まず自己紹介
公立小学校⇒公立中学校⇒公立高校⇒底辺旧帝大
中学、高校部活もバイトもやってなく勉強過多(何やってたんだろう。。)
勉強ばかりして社会人になったんですけど、勉強あまり使える機会少ないなと思い、今回のことを書きました。
ちなみに仕事ができないバカの一人なので、自分と同じ人間にならないよう祈っております。
重要なのは、点を取ることではないんだなと今さら思う。
そもそもなぜ勉強するのか
そもそもなぜ私たちは勉強するのでしょうか。
この部分をあまり説明されることなく、なんとなく勉強させられることが
多いんじゃないでしょうか?
先生も親も「そんなこと考えず勉強しろ」とか「将来のために勉強しろ」とか言われると思うんですけど、”ふわっとしすぎでしょ”
将来のために勉強しろって言いますけどこれも恐らく有名企業に入るためというニュアンスで言っているのだろうと思われますが、そんなこと重要じゃないよと言いたい!
私が考える勉強する2つの理由
・計画、実行、反省、改善実行というフローの練習
まず1つめの理由は、計画、実行、反省、改善実行のフロービジネス用語だと(PDCA)というフローの練習ができるということですね。
これは社会人になって、めちゃくちゃ聞きます。耳タコです。日々これの繰り返しです。
計画して、実行し、反省し、改善していくことを一人またはチームで行うことで成功へとつなげていくことが仕事ですので、これを学生の頃からできると随分違うと思います。
(私はこれを学生時代にやっておりませんでした。そのため苦手。特に計画。。。)
・成功体験による自身の形成
2つめの理由は、成功体験を積むことです。
自分の目標値を設定し、その目標の実現に向けて努力し、達成していくことで自分の中で成功体験を積むことができます。これが後々自信になってくると思います。
勉強の優れている点は、他人に邪魔をされない点です。
スポーツや芸術などのほかのことでも成功体験を積むことは確かにできますが、他の多くのことの場合、他人の影響を多大に受けることが大きいです。(個人スポーツはその限りではないかもです。逆に芸術とか他人の選好に左右されまくるんで難しすぎ)
勉強は少なくとも試験中に他人に邪魔されることはありません。自分の知識を試すことであり、その結果がわかりやすい定数指標で表され、一連の取り組みの成功可否が判断しやすいです。
人に影響されずにPDCAがまわせる数少ないものの一つであり、成功体験を積むのに最適です。
※要注意点※
ここで注意なのは、点数を人と比べることで成功可否を判断してはいけません。これをやってしまうと1位以外は成功体験がつめない、相手に影響されるという点で勉強のよさを生かせません。
ここは注意してくださいね。
意識したい3つのこと
①全て暗記を捨てる
私の勉強方法だったのですが、全て暗記で乗り切るという方法です。
ちなみに私は理系です。
これまでの勉強は全て暗記で乗り切れます。社会、理科は特にそうですし、数学もパターンに当てはめてこの式を使えばイケる!みたいな感じで
点数は稼げます。
しかしこれは、勉強のための勉強となっております。
重要なのは、流れを理解すること。本質を理解することです。
数学でいえば、なぜこの式を使うかということの理解であったり、なぜこの流れで解けるのかということを理解すること。
特に、証明をきちんと理解し、問題が解けるようになると大きいと思います。
また、歴史も年号を覚えるだけではなく、前後の事象からの関連を考えたり、地理とかもそこで栽培されているものを丸暗記するのではなく、周りの自然環境等を考慮して解けるようにしておくことが重要です。
この周りを見て、現状を捕らえるという考え方が仕事では重要ですし、勉強においても短期的な曖昧な記憶とならずにすみます。
これは非常に手間と時間が掛かることですが、意識してみると全然ちがうと思いますのでやってみてくださいね。
②目標設定、計画を立てて、実行、反省、改善実行を行う
私はこれが非常に苦手でしたが、これもしっかり行ってください。
今必死で行っておりますが。。。
勉強のいい点は先述しましたが、他人に邪魔されることなく、これを行えることで確実に改善策を打てる点ですね。
仕事の場合は、外部環境の影響を受けて改善策が。。。みたいなこともありますが、勉強の場合は往々にして自分の中に原因を見出せ、改善策を打てると思います。
ここでしっかり目標の設定、計画、実行、反省、改善実行を行いましょう。
これをいかに丁寧にできるかが重要です。
最初はうまくいかないこともあるかと思いますが、なんとなく始めてみましょう。
また、これをいきなり一人ではじめてもグダグダになってしまうことが多いのではないかと思いますので、友人と行ったり、親と行ったり、先生と行ったりしましょう。
このことの重要性をあまり説明されたことないような気がするんですけど、何でなんでしょうか?
もしかしたらされていたけど響いてないということもあるかと思うんですけど、これは重要なので練習しておきましょうね。
学生のうちにこれを完璧にできれば、自己実現への一歩を踏み出しています。
③重要なのは、短時間でいかに成果を出せるかという効率性
これです。あまり言われないことかもしれませんが、重要なことの1つが「効率性」です。
自分で勉強するとき、あるいは先生や親に報告するときにどのくらい勉強したかということで「勉強時間」を指標としたり、伝えたりすることがあると思いますが、
はっきり言って勉強時間を指標にすることに意味はないです!!!
勉強時間を目標や指標とすることにはおおきなデメリットがあります。
それは、勉強時間が多いとなんとなく勉強した気になることです。
そして勉強時間が多いほうがわかりやすく、勉強していると評価されやすいのです。
これ、実は仕事も同じです。日本の労働環境はここに残業代というものを付加することで拍車を掛けているように思われますが。。
なんとなく長いほうがやった気になり、評価もされやすいのです。
ただ、考えていただきたいのが、
Aさん 勉強時間:3時間 点数:80点
Bさん 勉強時間:6時間 点数:80点
だったらみなさんはどちらがよいですか?
Aさんのほうがいいですよね?
Bさんが勉強している3時間を別のことに使えます(テレビとかLINEとか)し、更に勉強すれば追加の点数や別の教科の勉強ができるのです。
仕事も同じで同じ内容の仕事をするのに、より少ない時間で行う人のほうが
好きなことに時間を充てたり、別の仕事でスキルアップ等自由を手に入れやすいのです。
(その場では、残業代がもらえないなどの短期的な損失はあるかもですが、長期的に見れば効率的に動けるほうがはるかに得です!)
要するに重要なことは「効率性」なのです。
まとめると。。。
まずは次回のテストで取りたい点数を設定します。
それに対して計画を立てます。
ここでは、〇日に〇時間、○○に関して勉強するなど数字でわかりやすく
※重要なのはあらかじめ決めた時間で絶対にやめること
そして次の日などに簡単な確認テスト等で復習し、前回の内容が理解できているか確認すること
この確認テストで理解できていなければ、前日の勉強方法のどこが悪かったかを見直し、改善しながら引き続き、勉強を続けていくこと
※改善策として勉強時間を伸ばすという選択肢はなるべくとらないでください(効率性の意識がなくなるため)
これが②、③の仕事で実際に役に立つ方法勉強法ですね。
勉強だけに限った話じゃない
ここでは勉強について仕事ができる人間になるための方法をお伝えしてきました。
しかし、これは勉強だけの話では決してありません。
勉強が嫌いだったり、苦手だったりする人もいますよね?
そんな人は勉強でこれを実践していく必要はないと私は考えます。
あらゆることで上記のことは実践可能です。
みなさんの得意なこと、好きなことでこのような考え方を実践してくことが、後々役に立つのではないかと思われますので、ちょっとだけ意識してみてください。
最後に
ここまでの長文をお読みいただき、ありがとうございます。
ここで申し上げた内容はとりわけ目新しい内容はなかったかもしれません。
ただ、学校の先生や親御さんはなぜこれをする必要があるのかということをあまり説明してくれません。
なぜ、必要か?それは有名な企業に入るとかではありません。
仕事ができるようになるためであったり、自分がやりたいことを実現するためであったりするのです。
将来大人になったときに、自分がやりたいことの実現のためにどのように目標を設定し、どのようにアプローチを掛け、どのように改善していくかということを訓練する場なのだと思います。
私も勉強ばかりしてきて、あまり仕事ができない人間ですが、少しでもみなさんの将来のお役に立てれば幸いです。
親御さんの方へ
もしこれをお読みの方が、親御さんの方でしたら、ぜひお子さんに協力してあげてください。PDCAの回し方などは私や学校の先生よりも詳しいと思われますし、ぜひ教えてあげてくださいね。
この内容が少しでも参考になりましたら幸いでございます。